miyazawatomohideの日記

正真正銘 太陽のブログ

世界大革命物語 裏

「世界大革命物語 裏」

 

 

「UFO遭遇」

 

 

ある日、ライトはアメリカの戦闘機TF-22ラプターという一機350億円以上する戦闘機に乗っていた。高度20000メートルまで上昇可能であり、

時速は2575Kmにも及ぶ世界最強クラスの戦闘機である。ロッキード・マーチン社から借り受けたものだ。

それで空を飛行中に、いきなり未確認飛行物体みたいな飛行物体が空を滞在しているのを発見した。あんな形した飛行機は地球上に存在

しない。なんだろう。すると、それはいきなり自分の飛行している戦闘機に寄ってきた。ライト「UFOだ。これは。」確かに見た。円盤みたいな

形をしているのを。ライトは何かされるのではないかと少し恐怖していた。すると、そのUFOが前に割り込んできて、何かUFOからピンク色の

霧みたいなものが噴射された。そして、ライトの戦闘機を包み込み、ライトの戦闘機をUFOが取り込んでしまった。まるで、吸い込むように。

ライトは目の前が真っ白になり、どうしたらいいか分からなくなった。戦闘機の窓から外を見ても、ピンク色ですべての視界が埋め尽くされて

いるからだ。外に出ないほうがいいか迷っていた。もし、まだ空中を飛んでいたら、外にでた瞬間、落下してしまう。なので、出れなかった。

すると、大きな声で、「戦闘機から出てきなさい、ライト。」という声が聞こえてきた。最初は聞き間違いかと思っていたが、何度も言われる

ので、ライトは言われた通りに外に出た。戦闘機のドアが開いた瞬間にピンク色の視界が晴れて、周りが見えるようになった。マイクの戦闘機

の周りにはたくさんの得体のしれない宇宙人、グレイタイプと言われる宇宙人たちが5人くらいいたのでライトはとても警戒した。

グレイタイプの宇宙人がひとり、ライトに優しい雰囲気で近づいてきた。宇宙人1「こんにちは、ライトさん。驚かせて申し訳ございません。

実はライトさんに用があって、このUFO内部へと案内させていただきました。警戒していると思いますが安心してください。命を奪ったり、

何かの実験したりなど、怖いことは一切しません。ライトさんは私たちにとってお客様なのです。」ライト「はい、いや、宇宙人に会うなんて

夢の中以外会ったことないものですから、すごいビックリはしていますが。」宇宙人2「ライトさん、あなたは私たちの希望なのです。今、

地球では恐ろしい伝染病が流行っています。その伝染病を抑えるワクチンをあなたの血液から作ることが可能なのです。あなたの血液からし

作れないのです。なので、あなたをマークしていました。」ライト「私の血液から今、流行りの伝染病「BIO-V」が抑えられるんですか。

地球上ではすでに100万人以上が亡くなっていますが、まだまだ収束しないらしいのですが。」宇宙人3「それだけではありません。実は

私たちがあなたにお会いした本当の目的は・・・」宇宙人4「それは、後程明かします。あなたはこれからさらにビックリすることになります

が、今、話してしまえば、興奮して、気になって寝られなくなると思うので、ギリギリまでは明かせません。」ライト「分かりました。本当に

夢じゃないですよね?今、とても信じられない気分です。こんなに宇宙人に囲まれているなんて。宇宙人が存在するとは思ってはいましたが、

こう話をしている自分が今だに信じられません。」すると、宇宙人たちしかいないと思っていたが、地球人と思われる人間が出てきた。

白髪の少し禿げていて科学者みたいに白い実験服を着ていて、宇宙人から「博士」と呼ばれていた。博士「私はアメリカのカリフォルニア

出身なんじゃが、人間もたくさんこの宇宙船には乗っているぞ。」ライト「ああ、人間もいたんですか。いきなり安心しました。人間は僕

だけかなと思っていたんで。」すると、ライトはあることに気づいた。「あれ、そういえば、外で見た時のこのUFOの大きさは戦車くらいの

大きさだったのに、中に入ると、明らかに戦車の大きさじゃないですね。」宇宙人1「空間圧縮技術により、小さな空間に何十倍もの大きな

空間をつめこむ技術があるんですよ。地球の科学じゃまだ解明できていない分野ですよね。」ライト「とても面白い技術ですね。」

宇宙人2「これからたくさん仕事があるので、休憩室で休んでいってください。」ライトは宇宙人に案内され、休憩室に向かった。

UFO内部には未知の言語がたくさん書かれていて、たくさんの地球とは違う星たちの写真や地球にはいない生物の写真がたくさん飾ってあった。

そして、内部はレインボー色の塗装で統一されていてとても美しかった。休憩室に入ると、洋風の黄金のテーブルに赤いシートがかけられて

いた。「何が食べたいですか?なにかドリンクでも飲みますか?」という問いにライトは細かく答えた。すると、その答えたとおりのメニュー

を机の赤いシートの前で宇宙人は発言した。宇宙人「牛乳、ブルーマウンテンコーヒー、ざくろ酢、シーフードグラタン、わたあめ、にんにく

ときのこのピザ・・・」そうすると、赤いシートに言った通りのものが全て現れた。ライト「これはすごいですね。こんなものが存在するとは。

なんでもでてくるのですか?」宇宙人「その通りです。地球に存在するものは全て出てきます。」宇宙人「ライトさん、十分に休息をとって

ください。これからいろいろとやることがあるので。超能力の開発とか。」ライト「超能力の開発?どういう意味ですか?」宇宙人「あとで

わかります。今はゆっくりと休んでいてくださいね。」ライトはとにかくふかふかの豪華な王様が入るようなベッドで睡眠をとった。

戦闘機で着てきた服で寝ると寝心地が悪いので宇宙人からレインボー色の服とズボンとパンツを借りた。綿100%でとても着心地がよくて

よく眠れた。ライトはなんでも出るという赤いシートが欲しいと思っていた。そんなことを思っているうちに寝てしまった。部屋は電気が

消され、ろうそくの光で薄暗い感じが芸術的でライトはこの部屋をとても気に入っていた。小さなオルゴールが置いてあり、そこからは

ベートーベンのピアノソナタ21番ワルトシュタインが聞こえてきていて、とてもリラックスできた。

 

 

「超能力実験」

 


8時間くらい寝ていただろうか。とにかく、ライトはよく寝て、起きた。世界の絶景という雑誌が置いてあったのでそれを見ながら、まるで

世界中を旅しているかのような気分になっていた。すると、白髪の博士が休憩室に入ってきた。博士「おはよう、ライト君、実はこれから

君はある実験をしてもらうことになった。なーに、怖くないものだ。君の体の中に眠っている超能力を引き出す実験さ。」ライト「私の

体の中に眠っている超能力?そんなもの本当にあるんですか?」博士「ああ、今から実際に超能力とやらを使わせてやる。ついてきたまえ。」

ライトは博士の言うとおりに、博士についていった。UFO内部はどれだけ広いのだろうか。何階建てなんだろう。地図を見て

みると12階建てになっている。その3階の実験室に博士とライトは入っていった。実験室には大きな緑の木がたくさん植えてあった。

なんでかは分からないが、木からコードが伸びている。そのコードの先端をライトはケツの穴に差し込まれた。そして、木についている

コンピューターかなんかを博士が触りだした。すると、木たちがいきなり動き出し、葉の色がピンク色とか黄金に変わり、ライトは気

を失った。20分後に目が覚めたライトは博士に問い詰めた。ライト「博士、今のは何の意味があったのですか?」博士「君が超能力を使える

ようにするための儀式だったんだよ。ほれ、超能力を使ってみな。念力で自分で空中に浮いてみなさい。イメージしてごらん。」ライトは

空中を飛ぶようなイメージを頭の中でした。すると、ライトはいきなり宙を浮き出した。ライト「信じられない。本当に浮いている。」

博士「今度は炎が手からでるようにイメージしてごらん。」ライトは炎を手から出すように意識した。すると、真っ赤な火が手から放出され

はじめた。しかも手は焼けてない。ライト「本当にこれはどういうことですか?私は超能力を使えるようになってる。」博士「嬉しいだろう。

これから始まる全宇宙の神様を決める戦いが地球で行われるから、その戦いのために超能力を使って、ライバルの4人と戦っていくのだ。」

ライト「えっ、全宇宙の神様を決める戦い?それはどういうことですか?なんのことですか?意味が分かりません。」博士「パルト、

ウィッキー、トニルスキー、ドナルドの4人が今、地球で君と同じように超能力を使う訓練をしておる。君を含めたこの5人はライバルなんだ。

地球は全宇宙でも一番特別な星で、その地球で最も活躍した、地球をHAPPYにしたひとに全宇宙の神の座を与えるという大会が開催され

ている。私たちやこのUFOの宇宙人たちは君の仲間なんだ。この大会の参加者が5名。君を含め、ライバル4人のことなんだ。この5人の中から

次の300億年に1度決められる全宇宙の神様が決定される。ライト、君は全宇宙の神様になれるチャンスがあるんだよ。ライト「なんで、より

によって私がその5人の中に入っているのですか?」それはこの全宇宙の神様がお造りになった特別な救世主の1人だからだよ。全宇宙の神様が

自分の後継者にするために5人の子供を創造した。そのうちの1人が君なんだよ。だんだん、話飲み込めてきたかな?つまり、君はこの全宇宙の

中でもとびきり特別ってことさ。この地球に転生してくるときに今までの記憶とか一切消される仕組みになっているから自分が何者か分からな

くても仕方ないんだけどね。」ライト「私はそんなものに参加したくありません。普通の今までの日常を送りたいのですが。だめですか?」

博士「残念ながら、それは無理だ。このゲームに君が参加しなければ地球は間違いなく滅ぶことになっておる。だから、必ず参加してくれ。

もっとやる気を出してくれ。」ライト「そうですか。なんかめんどうくさいものに巻き込まれてしまったな。私は別に全宇宙の神様にならなく

てもいいのだが。」博士「そいつはちがうぜ?全宇宙の神様はライト、君じゃなくてはいけない。4人の中には邪悪な魂をもった奴もいる。

そいつが全宇宙の神様になったら、全宇宙が混乱してしまう。私たちが思うに、一番全宇宙の神にふさわしいのは善良な魂を持つ君だ。だから。

君の仲間になったんだよ。」ライト「分かりました。なんか、悪の思い通りになると思うと、やる気が出てきました。悪は許しません。」

博士「その意気だよ。よし、超能力は使えるようになったから、次は今、地球で流行りの伝染病である「BIO-V」のワクチンを君から作ろう

じゃないか。博士は今度はライトを違う部屋へと案内した。ライトは博士に採血され、その血で博士はまた作業を始めた。ライト「私の

血がなぜ、ワクチンになるのか不思議で仕方ないのですが。」博士「これは私も教えることはできない。少なくても今はね。いつか教えら

れる日がくるはずだ。」こうして、ライトから伝染病「BIO-V」のワクチンが作られ、世界中にそのワクチンが使われるようになっていく。

 


「特殊シールド入手」

 


これからエジプトのクフ王のピラミッドに行く。夜は観光客が全くいないから、夜にピラミッド内部に侵入する。こうして、夜まで

ライトは超能力の練習に明け暮れていた。宇宙人1「ピラミッドから行ける月には特殊シールドと呼ばれるものがあります。それを手に

入れないといけ

ません。あなたはうっかり死んではいけない存在だからです。何事からも守られる宇宙最先端の技術である特殊シールドを入手しにいきまし

ょう。」ということで、夜のエジプトに到着した。辺りは観光客はほとんどいなかった。ライトアップされたピラミッドは目立っていたが、

「姿を見えなくする透明術」により、なんなくピラミッド内部に侵入した。クフ王の眠っていた王の間まで行くと宇宙人がなにやらある

一か所の壁を触りだした。すると、いきなり壁が動き、指紋認証式のロックがされているドアが出現した。宇宙人1「さあ、これはあなたの

指紋にしか反応しません。世界で唯一、あなたしか開けられない扉になります。ここに手を置いてください。」といわれ、ライトは指示通り

指紋認証式ロックに手を置いた。すると、ドアから音がして、いきなりドアそのものが無くなり、異空間へと続く階段が現れた。

宇宙人2「さあ、ライトさん。行きましょうか。」ライト「はい。そうして、半透明で少しオレンジ色した階段を登っていくと、なんと

ピラミッドから出て、エジプトの満天の星空が現れた。その階段は月に一直線に伸びているように見えた。ライト「すいません、この階段

どこまで続いているのでしょうか?月に続いているように見えるのは錯覚でしょうか。」宇宙人1「錯覚じゃないよ。これから君は月まで

旅するんだ。1時間くらいで着くよ。この階段はエスカレーター式になっているからね。歩かなくていいから疲れないしね。これから、月まで

行くんだ。宇宙最大の神様の一人だったNLANAG1930が人類初のファーストマンになったあの月にね。ライト「宇宙最大の神様ですか。私が

それになるかもしれないんですよね。プレッシャーがすごいです。」宇宙人1「ライバルの一人、ドナルドという男は自分さえよければいい

みたいな利己主義の塊だから、絶対に全宇宙の神にさせてはだめだ。君がこれから彼と戦うことになるんだろうね。」約10分くらい経った

ところで、地球のオゾン層を抜け出し、地球の姿が少しずつ見えるようになってきた。後ろには青い丸い地球が見えている。ライトはその

幻想的で美しい風景に心奪われていた。ライト「この景色が見れただけでも、生まれてきて本当によかったなって思える。」約50分、

宇宙人と談笑しながら、やっと月に着くことができた。どんどん地球が小さくなっていって、手の裏に地球が隠れるという体験もできた。

月には何もないように見えていた。クレーターや岩の集まりで宇宙人が住んでいる気配はなかったかのように見えたのだが、月に着いたとき

に宇宙人が無線みたいなものを取り出して、なにやら話している。未知の言語だ。すると、いきなり月の地面が開き、月面基地が現れた。

ライトはびっくりしていた。月は宇宙人の基地になっていたのか。月面基地はとても大規模で大きかった。300メートルを余裕で超えるほ

どの大きさだ。ライトは宇宙人たちに案内されて月面基地内部に入った。内部は黄金色、ゴールド色で統一されていた。するとある石板が

見えてきた。宇宙人1「ここに座ってください。ライトさん。」ライト「こうですか?はい、座りました。」すると宇宙人は石板の赤いボタン

を押した。すると、ライトは石板から出る光に包まれた。とても大きな光で視界がほとんど聞かないくらいだった。5分くらい光に包まれ、

ライトは誰かに体全身を触れているような感覚をずっと味わっていた。気づいたら、ライトは全裸になっていた。ライトは恥ずかしがって、

ライト「服が無くなった。服はどこですか?」宇宙人2「あなたの服は消滅しました。代わりに特殊シールドが与えられました。どんな攻撃

も跳ね返す最強の防衛術の一つです。服はこのレインボー色のこの服を着なさい。」と服を渡された。そして、いきなり宇宙人がライトに

拳銃を向け、発砲しようとした。宇宙人「さらばだ、ライトさん。さようなら。」ライト「ちょっと、待ってください!!!」「パンパンパ

ン」ライトは驚いて倒れた。ライトは死んだかと思ったが、痛みがなかった。ライト「あれ、痛みがない。撃たれたはずなのに。」ライトは

立ち上がった。どこも出血してない。ライト「これが特殊シールド」なんですか?宇宙人「ご名答、どんな攻撃もほぼ、防御してくれるんだ。

君は死んではならない存在だからね。君のライバル4人も特殊シールドを持っているよ。これは戦闘や力で宇宙の神を決めるのではなくて、

いかに地球のために貢献できたか。という結果から決められるからね。ライバルが攻撃により君を亡きものにしないようにするために特殊

シールドを与えることになっていたんだ。」ライト「よくわからないけど、つまり、死ねなくなったということか。死ねたら楽なのにな。」

宇宙人3「君は宇宙の神になって宇宙を平和にする使命があるんだ。死なれたら困る。絶対に死なせないよ。」ライト「なんかめんどうくさい

なあ、自由に生きたかったのに。」宇宙人1「もし、使命を全うして私たちに協力してくれたら100兆円の億万長者にしてあげるよ。」

ライト「なら、がんばります!!!。」ということで、ライトは特殊シールドを手に入れた+使命を全うすることを宇宙人たちに誓いました。

 

 

「ライバル4人との出会い」

 


宇宙人1「ライトさん、これからあなたのライバルである4人と会うことになります。パルト、ウィッキー、トニルスキー、ドナルドの4人

です。あなたは世界大統領のトモと呼ばれる人につく直属のエージェントになります。ライバル4人もそうです。ドナルドたちも世界大統領の

部下であり、直属のエージェントなのです。これからこの4人と切磋琢磨していくことになります。そのあなたを入れた5人の世界大統領

エージェント就任式に出席しないとなりません。だから、これから私たちと世界大統領館に向かうことになります。最終的にこの5人の中から

次の300億年の全宇宙のトップを務める人が選ばれるわけですが、選ぶのが現世界大統領であるトモになります。どれだけ地球に貢献したか

ということのみで選ばれます。このエージェント就任式は世界中のテレビ局から生放送されますので、記者の人たちにも会うことになります。

全て、初めての経験でしょうが、全力を尽くしてください。」ライト「なんか、緊張しますね。ほかの4人とも会うことになるとはね。」

日本の越谷市にある世界大統領であるトモの本拠地へと向かったライトたちは、案内状を受け取っていた。案内状にはこう書かれていた。

「ライトたちへ 世界大統領館についたら、身分証と指紋認証をして身分確認してから、中に入ることになります。そこで、霊格調査があり

ます。霊格がどれだけ高いかを調べるものや、体力、知力、判断力、精神力、人間性などさまざまな試験が行われます。この調査には丸

一週間かかりますので、十分休養をとって体力をつけていてください。そして、5人の中でトップになった方が、最初の仕事を与えられます。

エージェントになったら、世界大統領であるトモからどんどん仕事が与えられます。それを成功させるか失敗させるかであなたたちの運命が決

まります。全力で挑んでください。仕事の量は公平にたくさんの量が与えられるので、その結果から次の全宇宙の神を決める材料にします。

それぞれ5人には専門の宇宙人たちがついていますが、最低限の協力しかしないようになっています。あとは、自力で仕事してください。」

ライトはこれから始まる壮大なゲームにワクワクしながらも、まだ信じられないでいた。自分が全宇宙の神の後継者の1人だと?そんなことが

ありえるというのか?ライトは動揺していた。宇宙人に会ったのもまだ信じられないでいたからだ。しかし、優しい宇宙人たちでよかったと

思った。世界大統領館についたライトたちは黒服のトモの部下たちに身分証と指紋認証を求められた。そして、本人だと確認できるとライト

1人だけ中に案内された。ここからは宇宙人たちは干渉できないのだ。ライトは豪華な世界大統領館のキレイな作りに心奪われていた。

すると、「ライト様」と書いてある部屋に案内され、そこで案内があるまで待つように言われた。20分くらいすると、また黒服のトモの部下

が現れ、大広場へ通された。そこには4人のライバルの姿があった。ライト「こんにちは、ライトと言います。よろしく!皆さん!」

パルト「ああ、君がライトね。よろしく。」ウィッキー「俺が勝つからそのつもりでいてね。」トニルスキー「いかにもダサそうな奴がきた

な。」ドナルド「・・・・・」全員男子であり、全員神になりうる可能性を持った選ばれた奴らである。霊格を調べる検査では、MRIみたいな

機械に体を通された。霊格トップだったのはドナルドだった。体力ではスポーツ選手が行うようなハードな体力測定が行われ、体力でトップ

だったのがウィッキーであった。知力を測る検査では、IQテストが実施され、IQ295を記録したトニルスキーが1位であった。精神力では

パルトがトップ。判断力ではドナルドがまたトップだった。人間性だけライトが一番だった。人間性、つまり性格である。ちょうど、みんな

いい感じに分かれた。すると、ある女の主任が現れた。「このテストはあくまで今の実力です。これから伸びる可能性があるので、まだ

最終的な結果、宇宙の神に誰が選ばれるかは分かりません。なので、みなさん、この地球にできるかぎりの社会貢献をして、結果を残して

ください。健闘を祈ります。これから早速、世界大統領のトモ直属エージェントの就任式を行います。私についてきなはれ。」

ライト「うっ、可愛い。女の人がいるとやっぱり新鮮で素敵な気持ちになるなあ。最高にいい気分だ。」

女の主任はカラフルなキレイな着物を着ていた。そして、とっても美人であった。ライトは結婚したいとひそかに思ってしまった。

5人はショパンのピアノ協奏曲第1番3楽章がかかる廊下を女の主任とともに歩いていった。そして、世界大統領のトモであるMATE1994の部屋

につき、4人は緊張しながら入っていった。ドナルドだけ偉そうに緊張したそぶりを見せなかったが。常に不敵な笑みを浮かべていた。

そして、MATE1994の部屋に入っていった。すると、大きな赤い大統領服を来たトモの姿があった。周りにはたくさんのテレビカメラが設置し

てあった。トモ「ようこそ、我が息子たちよ。会いたかったよ。これから記念すべき私のエージェント就任式を始めるとする。」

いきなりラッパみたいな効果音が流れ、拍手の音が部屋のスピーカーから聞こえてきた。ライト「演出凝ってるな。」ドナルド「ふん、くだ

らん。」トニルスキー「なんか優しそうな人でよかったよ。」パルト「すごい偉そうなおっさんだが当然か。」ウィッキー「こういう儀式

めんどうくさくて嫌い。はやく帰れないかな?」ともちろん口には出せずに心の中で思った5人であった。

トモ「君たち5人はこれから300億年つづく全宇宙のトップ、神になるために様々な任務をこなす。任務は公平に与えられるから安心した

まえ。その任務の中で最も優秀で、なおかつ地球に社会貢献した人物に全宇宙のトップになる権利を与える。君らの中から、この宇宙で最も

偉大な神が生まれるのだ。だから、私はとてもワクワクしている。全宇宙を支配する最大の栄誉である神になれるチャンスが君ら5人には

あるのだ。意欲をもって取り組むようにしたまえ。」ライト「はい!!!!」ライトだけ大きな返事をした。トモ「おお、元気のいい君、

ライトだね。君はなぜ、全宇宙の神になりたいのかね。」ライト「別になりたいとは思っていません。ただ、本当にふさわしい人がなってほし

いと考えていて、そのふさわしい人が僕らしいので頑張るつもりです。」トモ「そうか、自分がふさわしいと思っているのか。その理由は

何だね?」ライト「分かりません。ただ、そう言われたからです。」トモ「そうか、で、皆さん、何か聞きたいことはあるか?」

トニルスキー「全宇宙の神になるメリットってなんですか?」トモ「全宇宙のあらゆる決まりを、法律を作れる立場になれる。全宇宙が

君の者になるんだ。それは、すごい快感だろう。」トニルスキー「快感か。あまりにスケールの大きい話だから怖くなってきますね。」

ライト「今、現在の宇宙の神は誰なんですか?」トモ「さあ、誰だろうね。それは。意外と身近にいるかもね。」トモ「君たちは全宇宙の

神になったら、どんな宇宙にしたいと思う?なんでも実現可能だとしたら。」ドナルド「オレはとにかくみんなにオレを崇拝させ、全宇宙の

エスキリストになりたいと思っている。悪は片っ端から消し去る。」ウィッキー「僕は宇宙の神になったら、あらゆる女性を彼女にする。

強制的に一番かわいい女性と付き合いたいな。」パルト「全宇宙の神になったら、俺の嫌いな食べ物であるトマトをこの世から消し去りたい。」

ライト「私は、もしこの世に地獄と呼ばれるものがあったとしたら、その地獄を無くして、悪いやつらをただ苦しめてるのではなくて、しっか

り更生させ、新しい道を作ってあげたいと思っています。できれば、悪人を救いたい。悪人にも善良な魂があるはずだから。そのそれを引き出して

あげたいです。」トモ「なるほど、分かった。この中での一番マシなのはライト君じゃな。ライト君に10点追加じゃ!」ドナルド

「どういうことだ。10点追加って。」トモ「もう、宇宙の神の選抜試験は始まっているんだよ。何気ない一言にも気を使うことじゃ。

一番ポイントが高かった者こそ優勝者じゃ。」ドナルド「ちっ、そういうことか、油断した。これからは気を付けないとな。」さあ、

宴を始めよう。すると、いきなり大きな机や食べ物が部屋に運ばれてきた。そして、みんなで食事することになった。特に多かったのが

アボカド料理だ。アボカドのグラタンがたくさん並べられていた。あと、ココナッツミルクとオレンジジュースと水しか飲み物はなかった。

トモ「君たち5人は、ライバルとはいえ、真の兄弟じゃ。だから、仲良くしてほしいと思う。これはそのための食事会だよ。」そういって

トモはアボカドを食べ始めた。ライトはパルトに話しかけた。ちょうど、隣通しだったからだ。ライト「ねえ、君の名は?」パルト「僕は

パルト。よろしく。」ライト「もう超能力とか特殊シールドとか使えたりするの?」パルト「ああ、ほら!」と言って、腕から電気が出てき

たり、青色のシールドが現れた。ライト「すっげえ、やっぱり自分だけじゃなかったんだね。それにしても電気とか。僕は炎が出てくるんだ

よ。電気のがカッコいいよね。羨ましいな。」パルト「まあ、それなりにいいところがあるから、適材適所で使っていけばいいんだよ。

どれだけ地球に貢献できたかなんだから。強さで決まるわけじゃないんだから。強さというか戦闘能力で決まるなら、一番はドナルドになって

しまうよね。」ライト「ドナルドって、誰?」あの人だよ。パルトはドナルドにバレないように小さく顔を振った。パルト「ドナルドは

霊格が一番強いんだ。霊格が強ければ、霊を操り、憑依させることができ、憑依されたら多分、僕たちは負けてしまうだろうね。憑依は

特殊シールドが効かないからね。」ライト「なんか、怖いな。」パルト「ドナルドは霊能力者で霊を操る力があるんだ。あのウィッキー

は水を操り、トニルスキーは何も操れないけど、誰にも負けないコンピュータ並みの知識があって、なにかしら勝機を考え出すんだ。」

それぞれに特徴があって面白いね。こうライトがパルトと話しているうちに食事会が終わり、記者会見が始まろうとしていた。

 


「記者会見」

 


トモに案内され、5人は記者会見室に通された。そこで5人は豪華なピンク色の椅子に座らせられた。ライト「ピンク色か。恥ずかしいな。」

記者「これから世界大統領のエージェントとしての意気込みとあなた方の特徴と宇宙の神の後継者候補に選ばれた感想をお願いします。」

トニルスキー「私は必ず最高の仕事をして後悔しないようにベストを尽くしたいと思いいます。私の持ち味は知識の多さとIQです。様々な知識を

使い、難題な仕事も解決していきたいと思います。宇宙の神の候補者に選ばれたことはとても光栄です。ぜひ、優勝して、宇宙の神になりたい

です。」ウィッキー「私は水を使う超能力を持っています。このように水を自由に操ることができます。世界大統領のエージェントになれた

自分を誇りに思います。地球のヒーローになれるようにがんばります。宇宙の神になったら、更に皆さんにとって住みよい宇宙にしていきま

す。例えば、悪いやつらをさらに徹底して懲らしめるためにもう少し厳しい刑務所を建造したり、法律を作ったりとか。」パルト「僕は、

電気を自由に操る能力を持っています。私としては、とにかく地球の幸せを願い、行動していきたいです。悪いやつが宇宙の神にならないよう

に全力を尽くします。」ライト「私は、炎を自由自在に体内から出し、利用できる能力者です。自信は全くないけれど、全力でエージェントの

仕事に没頭していきます。楽しすぎてハマりまくるような状態になれるようにがんばります。宇宙の神の後継者候補に選ばれたのはとても

意外でこんな自分なんかが何故?と思いますが、とにかく選ばれた以上は、その幸せと世界的スーパースターになれたという事実を喜び、

その高い地位にいるからこそ、弱い人たち、または、困っている人たちの光になりたいしそれが義務だと考えています。」

ドナルド「オレは霊能者で霊を自由に操ることができます。エージェントの仕事を完璧にこなし、必ず全宇宙の神として降臨し、悪いやつら

を徹底的に排除して、安心な住みよい星にしていきたいです。」

記者「お話によると、あなた方は何かしら特別な超能力が使えると言われているのですが、それをこの場でお見せできますか?」

トモ「分かりました。それぞれの得意技を披露しましょう。

パルトはお得意の電気能力で丸裸の電灯に明かりを灯したりした。トニルスキーはIQ295の頭脳で難問を何度もクリアした。ウィッキーは

水を体から出して、空中に大きく「ウィッキーです。よろしく!」と文字を書いた。ドナルドは霊をこの世に降臨させ、わざと心霊写真を

撮らせたりして、記者たちを驚かせた。ライトは火を手から噴射させて、何匹もの熱くない炎の蝶々を出現させた。

 


こうして、その他、様々な質疑応答をして5人の記者会見は終わった。全世界中のテレビで生放送され、彼らは名実ともに世界のスーパー

スターとなり、誰からも特別扱いされるようになっていった。特にクールでイケメンのドナルドはとても女性層から人気であった。5人それ

ぞれのファンクラブが作られ、会員数1億3500万人でドナルドが1位に躍り出た。第1回人気投票でもドナルドが1位であった。

ドナルドは言葉では表現できないほどの美形でハンサムだった。それに女性層が食いついたのである。このトモ、つまりMATE1994の直属の

エージェントの5人は「God Children」という名前で世界的にデビューした。コンセプトは「地球を救う救世主集団」である。

超能力など普通の人間ではないことも記者会見で全て証明したので、世界中で話題にならないわけがなかった。

 


今の地球は動く話す植物と共存で人類は生活しているが、ドナルドは霊能力の他に植物を自由自在に動かす力があり、植物の王様である「動くひまわり」とライバルになってしまいました。つまり、敵同士になり、戦争状態になってしまいました。植物たちが、チューリップが

進化し、人間にコーヒーを入れるような世界になってしまっていたので、ドナルドは植物を支配すれば地球の支配者になれる、支配者になれたら思い通りに地球を改造できると思い、植物の支配者である動くひまわりに直訴しにいきました。動くひまわりの本拠地はトモの世界大統領館のすぐ隣の植物園にありました。様々な花や木などが警備していて、ドナルドは霊能力を使い、動くひまわりに憑依して、動くひまわりを思い通りに操りました。そして、警備している花たちに去るように命じ、動くひまわりのいる部屋へと入っていきました。動くひまわりはドナルドに説得しようとしました。

 


動くひまわり「今、地球は植物たちと人間たちで仲良く共存して平和になっている。なのに、何故、邪魔をするのですか?」

 


ドナルド「オレ様が植物たちを支配して、この地球を乗っとる。そうすれば、オレが次期の宇宙の神になれる。」

 


動くひまわり「そんな考えをお持ちとは、残念です。あなたを監禁させてもらいます。」

 


周りにいた植物たちがドナルドに襲いかかったが、ドナルドは幽体離脱して、動くひまわりに憑依し、命令を解除させた。そして、動くひまわりをそのまま乗っとってしまった。こうして、ドナルドの植物支配により、地球はまた混乱の次期を迎えていくことになる。

 


地球上の植物たちは人間を支配しようともくろみ、人間たちを襲撃していきました。ドナルドの命令により植物たちは人間を死なせないようにしながら、優しく支配しようとしました。人類は植物たちの圧倒的な回復力や生命力に圧倒され、すぐに植物たち、ドナルドに支配されてしまいました。世界大統領のトモは監禁状態にされてしまいました。植物だらけとなった地球でドナルドは自分だけの王国を地球に作ろうとしました。つまり、地球の絶対的独裁者になろうとしました。

そうすれば、宇宙の神に確実になれると考えました。

宇宙の神になるには「どれだけ地球に貢献できたか。」で決まるからなおさら、自分の思い通りにになるようにしたほうがいいと思ったからです。海やビーチや観光地なども全て植物たちのみ、すみれやマリーゴールドなど、ススキなど様々な植物たちが楽しむようになりました。世界中の警察なども植物には敵わず、人類は植物たちに、ドナルドに支配されていきました。事態を重く見た世界大統領のトモは4人、パルト、ウィッキー、トニルスキー、ライトにドナルドの暴走を止め、平和な地球にするように頼みました。

 


ライトは植物により支配された地球を救うためにどうすればいいのか、考え抜きました。ライト「いきなり

植物が豹変して、人類をいじめだした。何故だ?動くひまわり、つまり、植物の頂点に君臨している歩くひまわりにまた、交渉するしかないのか?昔、世界大統領のトモさんが交渉したように。」パルト「植物を支配している歩くひまわりのところに行くしかないよ。そして、場合によっては少し痛めつけてでも説得させるしかないな。」トニルスキー「本当に歩くひまわりが心替わりしたか調べる必要があるね。誰かに襲われて仕方なくってことも考えられるかも。」ウィッキー「植物は驚異的な回復力を誇っているから、戦闘による全滅は考えないほうがいいね。キリないし、現実的ではない。」ライト「ところでドナルドはどこに行ったんだろう。彼がいないのはかなりマイナスな気がする。」

パルト「逆だよ。ドナルドはなんか信用できない。自分勝手なイメージがあるんだよね。」 

 


歩くひまわりの本拠地についた4人はたくさんの植物たちで護衛された屋敷についた。この中に歩くひまわりはいる。しかし、たくさんの植物の護衛たちがいれてくれなさそうだ。ワープ装置はもちろん使えないようにされている。すると、ウィッキーが水をある一箇所に雨のようにたくさん降らせた。すると、水を摂取したい植物たちはウィッキーの水を降らせてる場所に移動してくれて、護衛はいなくなった。そう、植物の弱点は水なのだ。水にはいくら命令されても逆らえないようになっているのだ。ライト「ウィッキー、よくやった。じゃあ、屋敷の中に行こう。」屋敷の中はロックされていて入れないようになっていた。パスワードが必要らしい。トニルスキーがパソコンを取り出し、何やら作業を始めた。ハッキングだ。しかし、パルトが一言言った。パルト「こんなの電気を流せばすぐにショートして扉が開くさ!」パルトはパスワード入力部分に電気を流し、ショートさせた。すると、扉が開いた。4人はそそくさと屋敷の中に入っていった。すると、大きなわたあめみたいな物質が中を満たしていて動けない状況になっていた。ライトはお得意の炎を体内から放出させ、わたあめを全て焼いてしまい、みんなが通れるようになったので急いで歩くひまわりの部屋に行った。

 


すると、今度はパネルが扉の前にあり、なぞなぞが出された。

 


4冊の本があります。

 


「新米刑事へ犯人からのメッセージ」

「雪の上の消えた足跡」

「大食い弁護士の謎解き法廷」

「素足の犯人 謎の失踪」

 


この中に推理小説があります。

どれでしょう?

 


これにはIQ295の天才、トニルスキーが5秒で答えた。

 


「素足の犯人 謎の失踪」

推理小説→「す」入り小説 タイトルに「す」が入っている小説

 


トニルスキーは正解し、4人は歩くひまわりの部屋へと

やっと侵入した。

 


歩くひまわりは豪華そうなイスに座って4人を嬉しそうな目で見つめた。

 


ちゃんと協力して来れましたね。素晴らしいチームワークでしたね。それぞれが長所を生かし合っていた。

見ていて微笑ましかったですよ。

 


ライト「なぜですか?人間と植物は互いに仲良く暮らしていたのに何故、今更人間を裏切り、人間を支配しようとしているのですか?」

 


歩くひまわり「あなたには関係ない。」

 


ライト「何故、こんなことを?ドナルドさん。」

パルト「ドナルド?何言ってんだ?ライト?ドナルドは関係ないだろう。」

ライト「実はずいぶん前に歩くひまわりに極秘のメールが送られてきたんだ。そこに全て書いてあったんだよ。この植物たちの事件の黒幕はドナルドだって。みんな黙っていてゴメン。信じたくなくてさ。」

すると、いきなりドナルドがワープ装置で現れた。

ドナルド「ライトか。よくわかったな。歩くひまわりも

やるじゃないか。オレ様の気づかない内にライトにメールを送っているとは。そうだ、全てはオレが黒幕だ。植物たちは全てオレが支配した。これからこの地球の全人類を安全な第2の地球に移すつもりだ。文句は言わせない。」

 


ライト「何故だ、何故そんな意味ないことするんだ、ドナルド。君はこの地球の支配者にになりたいのか?」

 


ドナルド「正解だ。オレはこの地球を守る義務がある。

だから、言うとおりみんな第2の地球に避難してくれ。」

 


ドナルドは霊能力を使い、一瞬で4人は気絶させてしまった。

 


そして、ドナルドは地球にいる全人類を強制的に第2の地球に移した。

 


4人も第2の地球に安全に運ばれた。

 


ドナルド「これでいい。後はあれが来るのを待つだけだ!」

 


全人類を第2の地球に移した18時間後、いきなり地球に

向かっている巨大天体が出現した。何故、出現したかは分からないが、このままでは地球に衝突し、地球は破壊されてしまう。月2個分の大きさだ。

 


そう、ドナルドはこの地球に巨大天体が来るのを何故か知っていたので、全人類を第2の地球に避難させたのだ。つまり。自分が地球を支配したいんじゃなくて、人類を救うためにわざと植物を支配して、人類を助けようとしたのだ。

 


巨大天体が地球に衝突するまで、あと5時間しかない。

 


ドナルドは植物を巨大化させまくり、地球全体を覆い尽くすようにさせて、衝撃を和らげるとして、あとは、

巨大天体の軌道を上手く変えられるように、木を超巨大させた。木は超巨大して、巨大天体の3倍にまで成長させた。

 


そして、地球に向かってくる超巨大天体の軌道を変えようとしたが、全くうまく行かなかった。このままでは地球は滅ぶ。

 


すると、なんと第2の地球にいるはずの4人がドナルドの前に現れた。

 


ライト「全てトモさんから聞いたぞ!ドナルドさん。君ってやつは、アホか。一人でなんでもしようとするなよ。」

 


パルト「とにかくあのデッカイ物をうまく地球の軌道からずらせばいいんだな。」

 


ウィッキー「オレの水が役に立つね。」

 


トニルスキー「時間がない。早く始めよう。」

 


こうして、「God Children」が揃った。

 


パルトの電気の雷と、ウィッキーの水の水圧と、ライトの炎とトニルスキーの心からの応援とドナルドの木の

バリアで巨大天体は軌道がズレて地球は破壊されないで済んだ。

 


ライト「ヤッター。ヤッター。ヤッター。」

パルト「まさに地球を救ったという実感がすごいね。」

ウィッキー「こんな巨大天体で地球を破壊しようとした黒幕を倒さないと解決にはならないね。」

トニルスキー「僕はあまり役に立たなかった。残念です。」

ライト「トニルスキーがトモさんなら何か知ってるかもと言ってくれたから、防げたんだよ。ありがとう。

トニルスキー。」

 


ヨーシャ「私はヨーシャ。どうだった?地球救う訓練は。」

 


ライト「あなたは?訓練ってどういう意味ですか?」

 


ヨーシャ「この巨大天体自体、我々宇宙人が用意したものなんだよ。君たちがしっかり協力できるかどうか

テストしたんだよ。全て私達の自作自演だ。」

 


ヨーシャ「あの巨大天体は偽物でいつでも消せるやつだったんだ。本当に君たちがうまくいかなかったら、巨大天体は地球にぶつかる前に消えていたから全然大丈夫なんだな。」

 


パルト「そういうことか。全てあなた方宇宙人の手のひらの上だったということか。」

 


ヨーシャ「一人じゃうまくいかない。ちゃんと5人で

協力させる大切さを教えたくて行ったテストだったんだ。ドナルド君、協力ありがとう。」

 


ライト「ドナルドさん、まさか、あなた全て知っていたんですか?」

 


ドナルド「バレたようだな。そうだ、ヨーシャと事前にしっかり打ち合わせした。」

 


ライト「そんな〜。」

 


5人は今回の一件で絆を確かに深めたのであった。

 

 

そんなこんなでライトやドナルドたちは様々な任務をこなしていった。民間飛行機を墜落から救ったり、月が悪い宇宙人たちによって破壊されそうになるのを防いだり、地球の内部の宇宙人による地球乗っ取り作戦を防いだり。

 


そんなこんなで世界大統領エージェント就任式から1年が過ぎた。

 


ライトは世界大統領のトモとヨーシャたちに世界大統領館に極秘に呼ばれた。

 


トモ「ライト、君を次の宇宙の神に任命します。」

ライト「えっ、本当ですか?でも他の4人は?」

ヨーシャ「他の4人たちはみんな私達が作り出した幻だったんだよ。最初から、あの4人は存在していなかった幻想なんだ。宇宙の神は初めからライト君に任せる予定だったんだ。」

ライト「幻想だって!そんなのウソだ!信じられません。幻ってことは、もうあの4人には会えないのですか?大切な仲間なのに!」

ヨーシャ「残念ながら会えないよ。もう、役目を果たしたからね。」

ライト「そんな・・・パルト、ウィッキー、トニルスキー、ドナルド・・・たくさんの思い出ができて、仲良くなれて、最高の友達になれたのに。」

ヨーシャ「いつか、必ずや別れというものはくるものだ。」

ライト「ウソだ。返してよ!みんなを!返してくれよ!

私のやっとできた宝物なんだ!!!こんなの嫌だよ。」

 


ライトは大きく号泣した。

 


ヨーシャ「すまん。バーチャルなんだ。あの4人は・・・」

 


「あの4人がどうしたって・・・?」

 


そこには幻だったはずのパルトたちの姿があった。

 


ウィッキー「ライトはすぐ騙されるんだから!」

 


トニルスキー「オレたちが幻なわけないだろ?」

 


ドナルド「オレ様のために泣いてくれたのか?」

 


パルト「離れていても僕らはいつもひとつさ!」

 


ライト「みんな!!!幻じゃなかったんだね。ヨーシャのバカバカバカ。」

 


ライトは4人と抱き合い喜んだ。

 


ヨーシャ「悪い、私はジョークが好きでな。」

 


ドナルド「ライト、宇宙の神、任せたぞ。オレ様たち4人はサポートにまわる。」

 


ライト「でも、なんで僕が宇宙の神に選ばれたの?」

 


パルト「実はオレたちは最初からライトが宇宙の神になるのを知っていたんだよ。そして、オレたちの役割は

君を見守り、助け合い、一緒に訓練してあげるというものだったんだよ。ライトは最初から宇宙の神に選ばれていたんだ。これは世界大統領のトモさんが決めたことなんだよ。」

 


ドナルド「そう、オレ様が宇宙の神になるなんて言ってたけど、実はライトにライバル心をつけさせるためにわざと言ったんだよ。」

 


ウィッキー「今までの任務で君を観察していて、宇宙の神にやはりふさわしい人格を備えていることがわかったからね。」

 


トニルスキー「これから宇宙の神の仕事、がんばって。

僕たち4人は君の部下になり、手伝っていくから。」

 


ライト「そうだったんだ・・・」

 


そしてライトはみんなの言うとおり、宇宙の神に就任した。そして、4人と一緒に更に地球と宇宙を素晴らしいものに改革していった。

 


終わり。

 


「ライト 初めての社会貢献」

 


ライトは電車でいつものように調理専門学校に向かっている途中に、泣いている男の子を駅前の公園で見つけた。

ライト「どうしたの、坊や、迷子かな?」男の子「違うよ、飼っている犬と散歩していたら逃げ出しちゃったんだよ。確かにここに

縄を結んでおいたのに、たかが5分、目を話したスキにいなくなってしまったんだよ。」ライト「そうか、じゃあ、一緒に探そうか。」

男の子「どうやって?」ライト「最善を尽くそう。どんな犬なの?種類は?」男の子「ヨークシャーテリアのトムって名前なんだ。」

ライト「そうか、では、いなくなってしまったトムの持ち物やにおいが強くついているなにか物はないかい?」男の子「トムのいつも

来ている服があるよ。ほら。」ライト「これだ!」ライトは自分の飼っている柴犬にこのトムの服の匂いをかがせて、追跡させるようにした。

柴犬は時空装置型携帯電話に入れてあり、ライトの相棒でもあるのだ。この柴犬は人間と同じようにしゃぺることができる。柴犬「よし、わか

ってきたぞ!こっちだよ。」柴犬の指示通りにライトと男の子たちは走りながら向かった。すると、ある家に着いた。柴犬「ここだ!」

家についた。男の子「ここは、僕の家じゃないか。」ライト「なんだ、トムはただ自分の家に帰っただけなのか?よかったね。見つかって。」

男の子「お兄さん、ありがとう。お礼に家に上がっていってよ。お願い。一緒に遊ぼう。」ライト「いや、しかし、料理学校の授業に遅れち

ゃうから。」男の子「ちょっと、待ってて。」5分後、男の子のお母さんが出てきた。お母さん「わざわざありがとうございました。料理

学校まで車で送っていきますよ。」ライト「いや、しかし。悪くないですか?」お母さん「お礼させてくださいよ。お願いしますよ。これも

何かの縁でしょう。」こうして、男の子とお母さんの車に乗せられ、料理学校に向かった。お母さん「どこの料理学校ですか?」

ライト「東京都目黒調理師学校」という名称です。お母さん「えっ、そこは私が卒業したところよ?」ライト「じゃあ、先輩じゃないですか。」

ライト「今、魚の三枚おろしをやっているところなんです。最近はハンバーグなんて作りましたよ。」お母さん「懐かしいな、私もやったわ。」

雑談がすぎ、車はライトの調理師学校に着いた。ライト「ありがとうございました。とても安全運転で乗りやすかったですよ。」お母さん

「二種免許も持っているからね。」ライト「すごいですね。それでは行ってきます。」お母さん「あっ、これ。私の電話番号。なにかしら

料理学校で分からないことがあったら相談に乗るわ。LINE交換しましょう。」ライト「分かりました。友達ですね。」お母さん「そうね。

こういう人との出会いは大事にしたいタイプなのよね。」こうして、ライトのある日の人助けは終わった。

 

 

「トモとアームストロングとショパンのお笑い挑戦」

 


霊界ではトモが帰ってきて、アームストロングとショパンはとても喜んだ。そして、トモは霊界に来て、すぐにやりたいことを決めた。

それは「お笑い」である。日本でいうM-1グランプリキングオブコントみたいなお笑いをやりたいと考えたのだ。漫才やコントなどだ。

そこで、トモは今では全宇宙で一番特別な星となった地球の霊界で最も有名で結果を残している大御所の「ケン」に弟子入りを頼んだ。

するとすぐにOKしてくれた。相手はむしろ、あなたが弟子になってくれるのはこちらこそ光栄というような態度ですぐに承諾した。

アームストロングとショパンもトモに誘われて、お笑いコンビを結成した。トモ、アームストロング、ショパンの3人コンビだ。霊界では

お笑いはとても人気で、癒しになっている。辛いときもお笑いがあれば心は気分爽快なのだ。お笑いの重要性に気づいたトモはコントを作り

はじめた。師匠のケンに何度もダメ出しをくらいながら、なんとか一つのコントを完成させた。「宇宙人たちの初恋」というもので、ある

宇宙人が地球に降り立ったが、あるきれいな女子高生に恋してしまうという設定のコントだ。これで、地球圏霊界でナンバーワンを決める

毎年開催されているお笑い大会の「O1グランプリ」に出ることにした。毎年この大会は開催されるが。倍率は優勝は1億分の1というありえ

ない数の参加者がひしめきあっている。もちろん、最大の注目株は宇宙の最大の神だったアームストロングやトモとショパンのいるお笑いトリ

オ「地球LOVE」だが。トモたちは3回戦までなんとかいったが、そこからはまだ力不足で落選してしまった。15回戦まであるこの大会。

勝ち抜くにはとても圧倒的なクオリティーが求められる。そこで3回優勝している師匠のケンはあまりにスゴイのだ。しかし、たとえ優勝

できなくてもトモは幸せだった。トモは昔からお笑いが好きで、どれだけお笑いに癒されたことか。トモにとってお笑いは体の中の心臓。

無くては死んでしまうものなのだ。だから、お笑いができているだけでとても幸せだった。宇宙の神ということで特に一番注目されてしまう

が、結果は大惨敗だった。しかし、いつかは・・・

 

 

「God Childrenの焼き肉大会」

 


ある日、God Childrenの5人は焼肉屋さんに行った。そこで、大食い勝負をしようというのだ。一番になった人には5人のリーダーになれる

というおまけつきだ。5人が姿を現したら、なんと、テレビ局の方がたまたまいて、取材中だった。そのテレビ局の人たちが5人を見つけ、

大パニックになり、5人は大食いバトルをテレビで急遽、生中継されることになった。パルト「誰が一番になるのか楽しみだ。!」ウィッキ

ー「一番太っている奴が一番食いそうだね。てことはトニルスキーかな?」トニルスキー「大食いなんてしたくないな。絶対に吐いちゃう。」

ドナルド「リーダーにはぜひ、なりたいね。」ライト「とにかく食べまくろう。焼肉大好きだ。」そんなこんなで焼肉の食べ放題を注文し

大食いバトルがスタートした。20分まではそんなにみんな変わりなかったのだが、ウィッキーが一人抜け出した。全然、ペースが衰えずに

大食いバトルで圧勝した。ドナルドはなんと、ごはん2杯という最下位でダウンした。パルトとトニルスキーは互角くらい食べた。なぜ、

ウィッキーの圧勝だったのか。それは、ウィッキーは水を自由に操ることができる。だから、体内の水分量を自由に調節したり、すぐに

消化させることが可能になったし、水を操り、消化されないうちから胃から腸へと食べたものを移動させることにより、ほとんど満腹になら

ずに食べることが可能になったのだ。トイレには5回は行き、出しながら食べたというわけだが。。1時間の大食いバトルでウィッキーは

16杯ごはんを食べた。ということで、5人の中でリーダーはウィッキーになったとさ。ウィッキーはしかし、それを辞退した。やはり、

リーダーとかは決めるべきではないと判断したのだ。5人に格差をつけたくなかった。ウィッキーは偉そうになりたくなかったのだ。

みんなそれぞれ平等に!というウィッキーの考えにライトは共感した。そして、ライトはウィッキーこそ宇宙の神になるべきだと思いました。

 

 

「ネコたちの楽園」

 


ライトはあまりにネコ好きだったためにある島だけにネコしかいないネコたちの楽園を作りたいと思った。ネコカフェの超巨大バージョンだ。

そのため、殺処分される予定のネコたちを集め、地球にトモの住んでいた越谷市と同じくらいの島にネコを解放させた。

それを続けていくうちに繁殖をしまくり、文字通り、ネコだけの楽園と化した。しかし、ネコの餌などを与えるために人間をライトは雇い、

ネコが快適に暮らせるようにした。すると、ここのネコ島はとても有名になり、様々な著名人や有名人や世界的スターが来るようになった。

地球に存在するネコ島。ライトは癒されたいときにそこに行くのだ。ライトの居場所であり、ライトの癒しの時間なのである。

 


「ある日のアームストロング日記」「おまけ」

 


ある日、アメリカの自宅から霊となった体で、晴れていて太陽が気持ちいい快晴の青い空めがけて飛び、

大空へと進んでいった。青い空が最高な気分へとさせてくれる。なにより、空を飛ぶというのは気持ちいい。

アームストロングは晴れた日の青い空中をジェット機みたいに駆け回るのが好きだった。でも、今はジェット機は必要ない。霊だからだ。

霊ならどこでも好きな時に行きたいところへ行ける。つくづく、便利な体だと感じた。

アームストロングは青い地球の空を飛び回り、駆け抜けていくと、飛行機が見えた。民間機だ。その民間機にお邪魔してみた。

すると、なんと、ハイジャックが起きているじゃないか。黒マスクをかぶった犯人がマシンガンで人質を脅している。

アームストロング「なんとか、しなくちゃ。」

アームストロングは自分だけで対処することにした。霊として人間の前に出てくることを許されたアームストロングはハイジャック犯に

憑依し、気絶させていき、一瞬で事なきをえた。その時に姿を客に見られてしまった。かなり目立つ形で。客「あれ、あの人はアームストロン

グそっくりだ。」すぐにニュースになり、カメラにもアームストロングの映像が映ってしまっていた。アームストロングは有名な地球の

宇宙飛行士だったから、「アームストロングの霊だ。」ということで、世界中で有名になった。新聞の記事に「アームストロング現る。」

という見出しで特集が組まれた。ハイジャック犯全員が気絶するなんて不可思議な事件だったので、それだけでも話題になるのに、アームスト

ロングが映っていたので、世界はアームストロングが助けてくれた!とアームストロングに対して更に感謝の念が湧き、アームストロングの

名声もまた格段と高まったのであった。アームストロングに命を助けられた民間機の乗客はアームストロングの伝記を全員買ったという。

アームストロングみたいに人間を気絶させたり、様々な現象を引き起こせる霊はごく少数だが地球に存在する。みんながみんなアームストロン

グみたいにできるわけではない。それなりに資格がいるのだ。レベルの高い霊じゃないといけなかったり。アームストロングは乗客の命を救っ

たという確かな満足感を得ながら、霊界に帰っていったとさ。

 

 

「アームストロングとショパンの太陽訪問記」

 


アームストロングとショパンは霊界の太陽に行った。霊界からの太陽は全て素敵な温泉になっている。太陽全体が温泉なのだ。

たくさんの霊が温泉につかっていた。様々な七色の色にお湯が変わり、ショパンは初めて行ったときにはしゃぎすぎました。

ショパン「すごすぎる!お湯が気持ちいいよ。温かくて気持ちいい。しかも、水風呂もあるし。ドリンクバーもたくさんある。ノドが

渇いたときに最高に美味しいオレンジジュースやミルクを飲むと最高なんだよ。」アームストロング「私も温泉は好きだが、太陽はみんなを

とても魅了しているよね。私は温泉がとても好きになった。こんな温泉は地上にいたら入れない。霊界は本当にすべての願いが叶うんだよ。」

オレンジ色の透明なお湯に入り、香りもたくさん種類があった。ユーカリの香り、ストロべリーの香り、石鹸の香り、シダー

ウッドの香り、オレンジの香り、トロピカルの香り、とにかく無限に存在する香りの温泉。太陽はまさに楽園であり、温泉天国だった。

深い温泉のイエロー色のお湯にピアノを用意し、ショパンはみんなにピアノを聞かせた。すると、拍手がたくさんの霊から起きて、コンサート会場

みたいになった。また、カラオケしているものや、料理を食べているものなど。温泉のお湯の中でなんでも楽しむことができるのは、霊界の

温泉だけだろう。地上では考えられないことだ。ショパンは「英雄ポロネーズ」を弾き、アームストロングはカラオケで自分が作曲した曲

「スピリットワールド」を歌い、場を盛り上げた。一番人気は虹色の色に変わる七色のお湯の温泉で、そこはまさに一番天国だった。

とにかくきれいなのだ。様々なピンクとか、256色に色が変わっていく。また、虹色に全ての色が混ざり合って、キラキラしているお湯な

のだ。そこに入ると、あまりの美しさに我を忘れてしまうだろう。桜の花が一面に浮いている桜温泉や、地球上のたくさんの花が咲き乱れ

ている花風呂や、とにかく考えられるすべての風呂や温泉が存在している太陽は、太陽系の中でも別格で人気だった。ホテルもたくさんあり。

寿司の大トロやアボカドサーモンなど、なんでも食べ放題。飲み放題。十分に温泉を楽しんだ後も、ホテルでまた豪遊できるのだ。だから、

人間は死後の世界のほうが遥かに楽しいということだ。死後の世界、天国はがんばって生き抜いたご褒美なのだ。なんでも叶う最高の世界

ということに気づいてください。

 

 

「アームストロングとショパンの初コンサート日記」

 


アームストロングがショパンにピアノを習ってから、もう20年以上が過ぎた。アームストロングは一人前のピアニストになり、たくさんの

自作曲も作曲していた。それを霊界のコンサートでショパンと共演で、出演しようということになった。この話はとかく話題になり。とても

観客が集まった。その数、130万人を超える。アームストロングは霊界の超巨大ホールでコンサートの準備に追われていた。霊界最高の

グランドピアノ「マイダッハ」を使っての超人気音楽家ショパンとの共演だ。ショパンもこのコンサートのために新曲を書きためていたのだ。

演奏が始まり、プログラムにはまだ観客たちが聞いたことのない曲名ばかり書いてあった。アームストロング「マズルカ 田園の風景」

ポロネーズ 男」「ワルツ 植物たちの楽園」などだ。ショパンは「交響曲11番 アポロ ロケットロード」「ヴァイオリン協奏曲

16番 月」などのタイトルで演奏が行われ、聴衆はあまりの感動に涙を流した。アームストロングも感情移入して、泣きながら演奏した。

ショパンは慣れていたのか泣かない様子だったが、アームストロングの作曲した曲に感動しまくり、放心状態になっていた。」観客たちは

「存在していてよかった。神よ、オレたちを生んでくれてありがとう。」と叫ぶ客すらいた。コンサートは大成功だった。コンサートの

途中には月の映像が流れていたり、アポロのアームストロングの映像が流れていたり、ショパンにピアノを習うアームストロングの姿などが

映像で流されていた。そう、霊界では音だけでなく、映像でも楽しめるようになっているコンサートが主流なのだ。すべてが終わり、ショパン

とアームストロングはお互いに熱い抱擁をした。アームストロング「ありがとうございました。私の初のコンサート。ショパン。地球上で

最も愛された作曲家のあなたに出演してもらえるなんて、夢のようです。一生、ついていきます。本当に感謝しています。ありがとう。」

アームストロングは涙を流しながら、ショパンにお礼を言った。ショパン「いや、もう、私についていく必要はない。もう、あなたは私の

ライバルだ。弟子じゃない!ライバルとしていつも隣にいて一緒に切磋琢磨していこう。私こそ、あなたが弟子にしてくださいと頼んで

きてから、毎日がダイヤモンドのように輝いていて、楽しかった。人を育て、残すというのも作曲以上にやりがいがあって面白いものだ。

これからはライバルだ!よろしく!アームストロング!」観客たちはいつまでも2人に拍手を送っていたのであった。

 

 

「God Childrenの霊界探検」

 


God Childrenのライト、パルト、ウィッキー、トニルスキー、ドナルドの5人は霊界を探検する休暇を与えられた。

幽体離脱で意識を保ったまま、霊界に行けるようにトレーニングしたのだ。霊界には様々な町があり、都市があり、なんでも揃っている。

宇宙最大の神、MATE1994の後継者たちとして、霊界のどこにでも訪れる権利が与えられていた。普通は霊格の高さにより、行けないところも

存在するのだが、ライトたちの霊格は5人とも最高レベルだったのでどこにでも行けた。ライトはまず、亡くなったおじいちゃんに会いたい

と考えていた。認知症を発症し、もう自分が誰かも分からなくなってしまっていたおじいちゃんは元気にやっているだろうか。霊界の特殊な

パソコンを使い、おじいちゃんについて調べたら、おじいちゃんは今、霊界の競馬場にいるらしい。いつも競馬が好きだったから納得した

ライトは会いに行くことにした。地上では見たことがないくらいの大きな競馬場だった。たくさんの客が座っている。いろんな種類がある

クレープ屋さんがあったので、キャラメルホイップバナナを5個もらい、近くのスーパーでおじいちゃんの好きなビールを2本買い、おじい

ちゃんを探した。すると、一番上の観客席におじいちゃんと思われるような姿をした人がいた。おそるおそる近づいてみた。ライト「おじい

ちゃん?ライトだよ。覚えてる?」おじいちゃん「おお、ライト、なんでこんな世界にいるんだ?まさか、もう死んでしまったのか?」

ライト「違うよ。幽体離脱のトレーニングをして、こうやって霊界に、天国に来れるように訓練したんだよ。まだ、僕は地上では死んでない

よ。」おじいちゃん「そうだったか、すまんすまん。お前のことはよく死んでからも見守っていたぞ。新たな4人の仲間ができて本当によか

ったな。ライト、隠し子はどうするつもりだ。子供をつくったのはいいが、しっかり母親にも父親にも見せてやりなさい。」ライト「そんな

簡単な問題じゃないんだよ。26歳の僕はまだテストパイロットとして働いてはいるけれど、避妊していたのにできちゃって。母親が命は

粗末にするなって教える人だから、中絶はさせなかったんだ。だけど、まだ父親になる自信がないんだ。遊びたいし。あっ、そうだ。おじい

ちゃん。最近、アメリカ製のものすごい戦闘機に乗ったんだよ。300億円以上するスゴイ豪華なものなんだ。スゴイ興奮したよ。おじいちゃん

にも乗せてあげたかったけど、あれ、一人乗りだからな。ラプターっていうんだけど。」おじいちゃん「話を逸らすんじゃない。じゃあ、これ

から1年以内に母親と父親などの家族にちゃんと子供がいることを知らせなさい。わかったね。母親はとても喜ぶと思うよ。」ライト「わかっ

たよ。それより、どう?この世界は。霊界に来て、楽しめているかい?実は霊界を探検するという仕事を与えられているんだけど、なんかおす

すめの場所はないかい?霊界は壮大すぎて、いつもどこにいくか迷ってしまうんだよね。」おじいちゃん「宇宙旅行なんてどうだ?様々な

星にいって、そこの観光地を楽しむというものだ。」ライト「それいいね。その前に、なんかキレイな海で泳ぎたい気分だよ。なんかいいとこ

ろない?熱い夏の太陽が照り付けたところで、キレイな海があって、そこで泳いだりするととても気持ちがいいだろうね。」おじいちゃん「

ナイダルビーチに行こう。あそこは夏の気候にキレイな白い砂浜とキレイな透明な海がそろっている。行こう。ついてこい。」おじいちゃんと

ライトは一瞬でナイダルビーチに移動した。ライト「すごい美しすぎる。みんな楽しそうに遊んでいる。日光浴もすごい気持ちよさそうだね。」

おじいちゃん「さあ、海に入ろう。」ライトとおじいちゃんは水着になり、透明な美しい海に崖から飛び込んだ。ライト「すげえ、気持ちいい

や。あっ、あそこに魚がいる。追いかけてみようかな。」おじいちゃん「ここは海の中で花火が見れる特別な海なんだ。深いところに行くと

暗くなるが、そこで様々な花火がパンパン鳴っていて、それはそれは美しいぞ。」ライト「そうなんだ。このココナッツミルク最高に美味しい

。」おじいちゃん「ライト、そろそろお酒も覚えなさいよ。お酒に気持ちよくなったことないだろう。とても幸せな気分になれるんだぞ。」

ライト「ココナッツミルクのプールなんてないかね。まさかね。ないよね。そんなの。」おじいちゃん「ないなら思念で作ればいい。どんなも

のも考えたことが全て現実になる世界なんだ。ここは。今、作ってあげるよ。ココナッツミルクプール。」おじいちゃんがなにやら集中して

眼を閉じて、祈り始めた。すると、海の水面にコンクリートの25メートルプールが出現した。その水はとても真っ白でココナッツミルクその

ものだった。ライト「やった!さっそく入ってもいいかい?」おじいちゃん「もちろんだよ。」ライトはココナッツミルクでいっぱいに満たさ

れたプールでいっぱい泳いで、楽しんだ。そして、プールの中で浮かびながら、空中にテレビを浮かべて、映画でも見ながら、くつろいで、

寝てしまった。おじいちゃん「気疲れしたんだろうな。わしも最初この霊界に来たときは慣れなくて、寝てばかりいたな。」

こうして、透明な海やココナッツミルクのプールを十分に楽しんだあとは、コンサートに行くことにした。ショパンとアームストロングという

人が共演して、新曲を発表するらしい。ライトはショパンやアームストロングが大好きだった。会場はアルマンタイナー王国の大きな屋敷で

水色で統一された感じがおしゃれだった。コンサート会場は広すぎて無限に思えるほどだった。何万人?何十万人いるんだろう。観客たちは

みんなショパンたちのファンだった。最初、アームストロングが演奏した、全て、完全な新曲だ。特に度肝を抜かれたのが、「桜色のプール」

というピアノ曲ショパンが弾いた時だった。大きなスクリーンにピンク色の海があり、アームストロングとショパンとその他知らない男性

2人が泳いで楽しんでいる映像が流れ、桜色のプールってなんてキレイなんだろうとライトは思ったのである。アームストロングのポロネーズ

では「男」という題名通りに、男らしい力強い旋律が流れていて、とてもライトはその曲も好きになった。ポロネーズ26番「夏」という

ショパンの演奏を聴いたときに、普段泣かないおじいちゃんすら涙を流して感動していた。ライトももちろん涙がこぼれた。生きているって

素晴らしいと本気で感動させてくれるコンサートだった。ショパン、アームストロング、ありがとう。と多大な感謝をした2人であった。

次にライトはショパンも好きだが、ライトが最も大好きな作曲家であるベートーベンに会いに行きたいと思った。ライト「いきなり驚くかも

しれないけど、ベートーベンに会いたいんだけど、おじいちゃん、どうすればいい?」おじいちゃん「ベートーベンはワルフ病院に入院して

いるよ。精神をおかしくしたらしい。私もベートーベンに会いたくなって、会ったのはもう2年前だからな。今、いるか分からないけれど。

行ってみようか。」ワルフ病院はシカゴライターと呼ばれる霊界の町に存在する病院らしい。おじいちゃんとライトは場所を調べて、そこに

行った。すると・・・

 


ベートーベンに会いに行ったライトとおじいちゃんは大きな総合病院にたどり着いた。とても大きい。霊界は地上のそれより全てが大きいと

思ってもらって間違いない。入り口付近にはベートーベンの銅像が置いてあった。そして、ピアノソナタ「悲愴」の1楽章が流れていた。

その旋律に心動かされながら、ライトはおじいちゃんの案内でベートーベンのいる病室に行った。すると、いた。有名な肖像画にそっくりでは

なかったが、ベートーベンと書かれている部屋に彼はいた。なんと女装している。口紅を塗り、長い髪はロングヘアになっていて、おじさんの

顔が目立っていた。ライトは意外な雰囲気を醸し出しているそのベートーベンらしき人に聞いた。「すいません。あなたはあの有名なべートー

ベンですか?」ベートーベン「そうだ、私はベートーベンだ。」ライト「意外ですね。なんで女装しているのですか?」ベートーベン「女装

したら何か困ることでもあるのか?」ライト「いや、本物のベートーベンだったら間違いなく抱きついていたでしょうが、女装しているベート

ーベンにはさすがに抱きつくことはできませんでした。」ベートーベン「いや、これは私が勤めている小学校の生徒たちを笑わすためにやって

いることで、本来はしていないんだがな。」ライト「小学校に勤めているのですか?音楽の先生でもやっているのですか?」ベートーベン「

いや、音楽ではなく、学校の生徒たちの給食のメニューを考えたり、子供たちに関係する仕事をしている。子供たちが大好きになったんだ。

もちろん、音楽家としても活動はしているよ。子供たちに演劇で女装の役をやったらとても受けてしまって、それ以来、女装の姿で子供たち

に会いに行ってあげているんだ。そうすると、とても子供たちは喜んでくれるんだよ。かなり恥ずかしいけどね。この格好は。」ライト

「今、とても心が震えています。まさか、あのベートーベンに会えるなんて。私の憧れであり、人類史上最高の作曲家だと思っています。

まさか、こう会えるとは。本当に泣いてもいいですか?」ライトは泣きそうな顔でベートーベンに問いかけた。ベートーベンは優しい表情で

ライトを抱きしめた。ライトはまるで赤ん坊のようにベートーベンにあやされた。ライト「生きてるって素晴らしいです。どんな辛いことも

吹き飛びました。あなたに会えたことで。」ベートーベン「そうか、ありがたいな。私も神に命をもらって148万年くらいだが、生まれて

きてよかったって思ったよ。ライト。私の月光を聞いてくれ。」ライトはベートーベンの生演奏のピアノソナタ「月光」を聞いて、更に

打ちひしがれた。生命の喜びを確かにライトは感じた。

 

 

パルトは無類のゲーム好きだ。霊界で行きたいところと言えば、真っ先に思いついたのがゲームセンターだった。霊界のゲームセンターも

地球の地上のありとあらゆるゲームが揃っていた。自分が動物に変身して犬やネコになり、動物とたわむれる遊びを体験したがパルトは

最高に興奮して、楽しかった。犬やネコ、トイプードルが特に可愛すぎた。ちょうど、大乱闘スマッシュブラザーズの大会があったので

パルトは参加した。電気を操ることができるパルトは普段ならゲームに電気信号を流し、バグらせて、勝つというちょっと卑怯なことをする

ことがあるが、霊界ではそうはいかないが、パルトはその大会で3位だった。1万人以上が参加したので、倍率は高かった。また、パルトは

バイオハザードが好きで、バイオハザード4のガンシューティングゲームをやったりした。すべて無料でできる。霊格により、ゲームでは

様々な特権がもらえる。霊格しだいでゲームはとても面白くなる。パルトの霊格は最高レベルだったので、ゲームでは無敵に近かった。平等に

対戦するゲーム以外は全ての大会で優勝した。ドラゴンクエストもパルトはやった。最初からレベル99だったので、圧倒的にすぐにクリアし

てしまうのだ。パルトは霊界から地球のMESSIの家にいったら、ちょうどアームストロングとショパンとその他2人がはしゃいでいたので、

すぐにその場を後にした。

 


ウィッキーは霊界の最大の花畑に行った。様々な種類の花が咲いているのを見るのが好きで、花に水をくれてやったりした。ウィッキーは

水を操ることができるので、霊界の植物からもとても好かれた。霊界の植物の王国である「リンク王国」に行ったときの感動は計り知れなか

った。水を与えるととても植物は喜ぶので、あげまくったら、王様にならないかと言われたくらいだ。そして、それをウィッキーは承諾した。

そして、地球圏霊界の植物王国の王様に任命された。地球の仕事を引き受けながら、霊界の植物王国の王の任務もこなすことになった。

 


トニルスキーはとにかく図書館に興味を持った。そこで、様々な宇宙の始まりについて調べていた。宇宙は最初は無だったが、MATE1994と

NLANAG1930という二つの意識体がどういう経緯かは不明だが生まれ、そこから宇宙が創造されていったと書いてある。とにかく地球のすべての

本を理解し終えていた天才少年のトニルスキーは霊界の本により、知識を深めていた。そこには霊界の秘密も全て書かれていた。すべてを知り

たい。この世のすべての真理を知りたいトニルスキーにとって図書館は最高の場所だった。トニルスキーのIQは295あり、世界記録になっている。

 


ドナルドは霊界の悪に興味があった。霊界にも悪がいるのかどうか。ネイキッドみたいな危険な奴がいるのかどうかということに興味を持った。

そこで、極秘に霊界の警察に入隊したいと考えた。霊界にも警察、公安がいて霊界の全てを仕切っている。正義感が人一倍強いドナルドは霊界の

警察でトップになるという壮大な夢を求めたが、案外、あっさりなってしまうことになった。宇宙最大の神MATE1994のご子息であり、後継者の

1人であり、霊格が宇宙最大級ということで、すぐにトップになってくれと警察関係者に頼まれて、ドナルドは霊界の警察のトップに就任した。

そこで、霊界の悪と戦っていくことになるのである。

 

「伝染病の救世主」

 


世界では「Bio-V」と呼ばれるウイルスが猛威をふるっていた。

全世界の死者は1000万人を超え、このままでは人類滅亡の可能性もありえる。ライトの血液からワクチンが作られるわけたが、何故ライトなのか。それはライトから作られたウイルスだからである。

ライトの体は特殊体質で悪いウイルス「Bio-V」が体内を支配していたことが宇宙人たちの検査で分かったのだ。ライトは自分のせいでウイルスが世界中の人の命を奪ったことに許せないでいた。が、

それはライトのせいではないのだ。地球の宇宙人会議により、世界の人口が爆発的に増え、減らさないといけなくなってきたのだ。

なので人口削減のためにイチから人類をある程度減らして、ひとりの救世主を降臨させよう!ということになったのだ。しかし、この人類削減計画に反対したヨーシャの意見は通らなかった。ライトという次の宇宙の神であり、トモの後継者を、救世主を作ろうとしたのだ。ライトの体に悪いウイルス「Bio-v」を入れ、体の中で培養しながら、宇宙人たちが世界中にこのウイルスをばらまいていったのだ。宇宙人たちはライトにこのことを伝えずにいたが、ドナルドの霊能力により、全ての全貌を知ったライトは罪悪感のあまりに自害をしようとしたが、宇宙人たちに阻止され、保護室に監禁状態にされてしまった。ドナルドの知らせを受けたパルト、ウィッキー、トニルスキーらはライト救出作戦を決行する。

 

ライトがどこにいるのかは、ライトの守護霊がドナルドに直接伝えに来たので判明した。ライトはアメリカのカリフォルニア州のある施設に監禁されていた。ドナルドたちは急遽、その施設に向かった。施設には人間の警備員たちがうろついていた。なので、警備員たちを静かにドナルドの憑依により気絶させて、中に侵入しようとしたら、あるでかい扉の前にたどり着いた。監視カメラがある。

「透明術」を使い、監視カメラに自分たちの姿が映らないようにした。しかし、扉にはカードキー型のロックがついている。すると、

パルトが電気を扉に流したが何の反応もない。カードキーのありかなど探している余裕はない。どうすればいいか途方にくれていたところ、トニルスキーが1番最後に倒した警備員を起こし、カードキーはどう開けるのかを聞き出そうとした。すると、警備員はある意外な一言を口にした。「これは実はカードキーではなく一万円札でもなんでもいいのでとにかくスキャンさせれば開くようになっています。」と答えたので一万円札をスキャンしたら、なんと警報が鳴り響いた。パルト「貴様、騙したな。」警備員「あの人を裏切ったらオレの家族が殺される。仕方なかったんだ。」ウィッキー「この特殊どこでもドアを最近、手に入れたのだが、使ってみるかい?その代わり、帰りは使えないんだけど」ドナルド「そんな特殊などこでもドアがあるなら早く行ってくれ。急ぐぞ!」ドナルドたちはウィッキーが出してきた特殊どこでもドアでライトの監禁場所まで来たと思っていたが、なんとそこは何もないただの牢屋だった。

ドナルド「どういうことだ?確かにライトのいるところに設定したはずなのに。」ウィッキー「ひっかかったね。君たち。」ドナルド「この声は?ウィッキーか?」バルト「まさか、ウィッキー、君は

オレたちを騙したのかい?」トニルスキー「僕らは仲間じゃなかったのかい?」

 

ウィッキー「君たちを捕まえることが僕の与えられた仕事だったんだ。」トニルスキー「裏切ったの?信じていたのに。」ドナルド「え?ちょっと待て?お前は誰だ?ウィッキーじゃない。」パルト「ウィッキーじゃない?どういうことだ?」ウィッキー「さすが、

ドナルド。霊能力は健在じゃないか。そうだ、私はウィッキーじゃない。私は・・・」すると、いきなりウィッキーの姿形から、白髪の博士へと変身した。ドナルド「なるほど、博士、あんただったのか。この世界中で流行しているウイルス災害の黒幕は。」博士「ああ、そうだ、私が全てやったんだ。ライトの体内にウイルスを入れて、ライトからワクチンを作らせることにより、ライトは次期の世界の救世主になる。世界の王様になるだろう。ライトの体は特殊だ。どんなウイルスも効かない最強の免疫細胞の持ち主だ。彼が世界の王様になるべきなんだ。ライトを世界の王にするため、私達はウイルスを世界中にばら撒いた。」ドナルド「ウィッキーはどこだ?」博士「ライトと一緒にいるよ。この屋敷の1番奥のスイートルームにな。」パルト「ウイルスをあなた方がばらまいたせいで、何の罪もない命がどんどん消えていっているんですよ?何故、こんなひどいことを?」「地球がもたないからだ。人口が膨張しすぎた。減らさなくては地球が滅んでしまうよ。私達は人口を1億人にまで減らす計画を立てている。」トニルスキー「70億人も殺すなんてあんまりだ。やめてください!」博士「地球が滅ぶよりマシだろう。君たちもこの屋敷に監禁させてもらうよ。世界大統領直属の

「God Children」も情けないなあ。ドナルド「チクショー。」

 


ライトとウィッキーは博士のスイートルームに軟禁されていた。

なんでも出てくるテーブルクロスでいっぱい美味しいものを食べ、

体力を回復させていた。部屋には扉がなく、特殊どこでもドアじゃないと出入りできないようになっていた。

ライト「とにかく今すぐにでも僕の血液からワクチンを大量生産して、ウイルスで死んで行く人たちを止めないと。トニルスキーの計算ではあと2年で人類滅亡するらしい。なんでもウイルスが勝手に進化していき、殺傷能力が極端に上がり、致死率が高くなるらしいんだ。だから、今すぐにでもワクチンを世界中の人に打たないと。」

 

ウィッキー「この部屋から出られないんじゃ仕方ないしな。それよりこの美味しい水を飲んでごらん。地球じゃなく、霊界最高の美味しい水だよ。」ライト「うんめーな。それより幽体離脱して、霊界から何か手がないか、何かできることはないか考えてみようよ。」

ウィッキー「そうだね、霊界に行こう。」二人は霊界に行き、霊界の警察に今までの全ての出来事を報告した。しかし、霊界側からは

できることは限られていて、力になれないと言われてしまい、二人は霊界から戻ってきた。ライト「残念だ。しかし、ベストを尽くすことにしよう。私はどんな状況でも常にベストを尽くし、最善の行動を取ってきた。よし、この部屋の中を隅々まで探して何か手がかりはないか、探ってみよう。二人はスイートルームの部屋の中を片っ端から探し始めた。ライト「うっ、これは?」ライトは黄緑色の液体が入ったガラス瓶を見つけた。ウィッキー「なんの液体だろう。調べてみよう。」二人はスマホの分析アプリを使い、何の液体かどうかを調べた。しかし、何の答えも示さなかった。だから、

ライトは仰天の行動に出る。ライト「なんかいい匂い、多分、これはジュースだ。」と黄緑色の液体を半分飲み干した。すると、ライトはいきなり倒れ込み、寝てしまった。すると、ライトのウイルスにより起こるアザが綺麗に体から消えていた。そう、ライトはウイルスにかかったことを自分で隠していた。嫌われたくないからだ。

ウィッキー「ライト、君はウイルスに感染していたのか?でもウイルスのアザが何故か黄緑の液体を飲んだあとに消えている。ということはまさか?この黄緑の液体はウイルスの特効薬か?」

ピンときたウィッキーは試しに自分もその黄緑の液体を飲み、

体の中に取り入れ、地球上全ての場所にこの黄緑の液体入りの雨を降らせた。約1ヶ月間、スイートルームにいる間、ウィッキーは水を自由に出現させる能力を使い、全世界中にウイルスの特効薬入りの雨を降らせた。すると、猛威をふるっていたウイルスは地球から

消滅したのだった。ライトの意外な行動とウィッキーの万が一の行動が地球を救ったのだった。すると、博士が部屋に入ってきた。

なんと手に特殊シールドを貫通するロケットランチャーを握っていた。博士「よくも、私達の計画を無駄にしてくれたな。代わりに君たちには死んでもらう。」博士はロケットランチャーを2人に発射したと思ったら、それはロケットランチャーじゃなく、ただのお祝い銃だった。たくさんの色とりどりのきれいな紙吹雪が待っている。博士「合格!」ライト「何が合格なんですか?」博士「いやいや、君たちはただ試されていたんだよ。このような状況の時にどのような行動に出るか。これは訓練だったんだ。全てドッキリじゃ。

ワクチンの雨を世界中に降らせて、ウイルスを消滅させるなんてウィッキー、考えたね。頭いいじゃないか。」ウィッキー「まさか、あの計画がうまく行ったということ?外に出れないから情報がつかめなくてさ。」博士「君たちは正しい行動をしたよ。ウイルスは地球から消滅した。ちなみにウイルスで死んだと言われた1000万人は全てウソじゃ。本当は誰一人死んでないのじゃ。驚かせてすまなかったね。とにかく君たち2人の試験は合格じゃ。また、試験するかもしれないから、そのつもりでね。」

 


こうして二人は博士のスイートルームから解放された。

ライト「全て自作自演だったんだ。博士や宇宙人たちの?」

ウィッキー「ここまでしてまでオレたちを試す理由って?」

 


二人の疑問は晴れないままだった。

 

ウィッキーは水やお湯など液体を自由にいくらでも出現させたり、

操ったりすることができる。ウィッキーはその能力を生かし、水の楽園とお湯の楽園を作った。水の楽園には波付きプールから水でできた300メートル級の観覧車から水の自転車、水のアーチなど様々な水で作られた触ると気持ち良いアトラクションを生んでいった。

オレンジジュースのプールを出現させたり、とにかく何でも可能だった。一方、お湯の楽園では、普通の温泉から、七色のラメが入った温泉もあったり、お湯でできた道路や橋など触ると温かいし、最高のリゾート施設を作り、そこでウィッキーは生活費を稼いでいた。

 


ライトは炎を自由自在に操ることができ、冬にヒーターいらずの

生活を送ることができる。また、夜は夏、きれいな花火を自在に

咲かせることができる。火傷しない温かい炎で身を包むことができ、冬に「ホットカフェ」という天然の火傷しない炎でできた様々なカラーで作られた癒やし系レストランを開業し、とても流行させた。

 


パルトは電気を自由に使える能力で世界大統領のトモですら成し遂げられなかったアフリカや北朝鮮の電気を全て完備させた。やり方は夜に大空いっぱいに電気を走らせ、夜をとにかく非常に明るくしてあげた。そして、パルトの電気は非常に特殊で触れても感電しないで永久に使えるので、パルトの電気をたくさん入れた電力供給機械などを物体建設機で大量生産して、アフリカや北朝鮮にたくさん送り、そこから電気を供給させることができるようにして、電化製品などを使えるようにさせた。アフリカや北朝鮮にも夜に光る電灯なども全てパルトの電気で電灯を建てる必要は無くなった。今だに電気があまり使えなかったアフリカの最貧国なども電気が使えるようになった。

 


トニルスキーは異常に高い知能とIQでワープ装置の霊界との空間作用の解決という論文でノーベル物理学賞を受賞し、数学の超難問、

フェルマーの最終定理以上の難問、エリザベスの置き手紙を解明し、数学界最高の名誉、フィールズ賞を受賞した。また、宇宙の始まりという論文でノーベル物理学賞をもう一度受賞した。また、地球で幅広く使われている大気汚染改善装置の原理を解明し、ノーベル化学賞を史上最年少で受賞した。そして、心臓マッサージを格段に成功率を上げる方法を編み出し、ノーベル生理・医学賞も受賞した。6歳の時に書いたアフリカを助ける1番いい方法という論文でノーベル経済学賞も受賞した。このアフリカを助ける1番いい方法かトモが参考にした論文である。そして、地球を巨大天体から救ったとしてノーベル平和賞も受賞し、15歳の時に書いた宇宙人たちとの絆でノーベル文学賞も受賞し、26歳にして世界で初めてノーベル賞を全制覇した天才になり、世界天才ランキングで14年連続1位の快挙を達成した。

 


ドナルドは得意の霊能力を生かし、占いや除霊やお化け屋敷などの経営に乗り出し、生計を立てた。ドナルドは守護霊と話せるので相手の過去、現在、未来が全て手に取るように分かるのだ。

 


こうして、世界大統領の「トモ」率いる「God Children」は

大活躍していったのである。

 

トニルスキーのある日記

 


「仮説」

 


この世はもしかしたら、自分一人の世界なのかもしれない。

本当は地球や宇宙も他人も家族も自分も全てバーチャルで、オレたちは孤独の旅に出てきたのかもしれない。オレたちの本当の姿はロボットで、ある大規模なコンピューターに接続されていて、そのコンピューターが地球や宇宙などを作り出しているだけかもしれない。今は人間として生きているが、本当の姿はロボットで、もし死んで目覚めたらロボットたちに囲まれているなんてことが起こらないだろうか。つまり、オレたちの死後の世界は霊界じゃなくて、ロボットの世界。オレたちは元々、ロボットだったんだ。コンピューターに接続され、地球に生まれてきた。つまり、地球はコンピューターによって作り出された幻。本来は存在しない。ゲームの中だけの地球やオレたちだったとしたら、あなたはどうしますか?

霊界さえもコンピューターが作り出した幻想だったら?

宇宙さえもコンピューターのゲームが作り出した幻。

オレたちはコンピューターが作り出した世界に住んでいるだけ。

コンピューターを管理している人たちの世界に行ったら何が待っているだろうか?

 


そう考えるとなんか面白いですね。この私達が住んでいる世界が

仮想世界の可能性もある。想像力が無限に溢れ出してきます。

 


私達はもともとロボットで人間たちの生活を学ぶために授業を受けにこの地球に誕生した。コンピューターに接続されて。だから、

今は人間の授業を受けている授業中!

早く私は目覚めたい。もう人間の暮らしはよく分かった。

「私はこのゲームは降りたい。」

 


とトニルスキーが書いた瞬間にいきなり気を失った。

目を覚ますとたくさんのロボットたちに囲まれていた!

よく見るとトニルスキー自身もロボットだった。机には小さな

地球の画像が映ったコンピューターが置いてある。

 


「トニルスキー君、人間界、卒業おめでとう。」

 


とあるロボットに言われた。

 


トニルスキー「どういうこと?なんで僕がロボットなの?」

 


ロボット「まさに君が日記に書いていたとおりなんだよ。今まで君がいた26年間の世界はコンピューターによるバーチャルだったんだ。コンピューターが作り出したゲームの世界にいたというわけ。

この世界は西暦500396241年の地球だよ。地球の人間がいた頃の人間の生活を授業していたというわけ。人間の生活を学ぶという授業をしていたんだ。遥か昔、約5億年前に人類は核戦争やウイルス災害により絶滅してしまったが、ロボットに意識や霊魂を移すことで生き残ってきたんだ。」

 


トニルスキー「ライトたちは?世界大統領のトモは?みんなは?」

 


ロボット「みんなコンピューターが作り出した幻想だったんだよ。

もう授業は終わったから会うことはないさ。今、記憶を修復してあげるよ。」

 


トニルスキー「授業は終わった?まだ26年間しか生きてないのですよ?」

 


ロボット「この地球も宇宙も自分たちが今いる世界が全てコンピューターにより作り出された幻かもと気づけた人はゲームから解放させる決まりなんだよ。このゲームにより人間と協力することの大切さや肉体を持った人間の生活がどういうものか経験できたはずだ。確かにもうライトたちに会えないのは寂しいかもしれない。でも、

私を含め、君の周りにはたくさんの友達がいるじゃないか。」

 


トニルスキーは周りを見渡した。

 


トニルスキー「違う。僕の友達はこんなロボットたちじゃない。」

 


トニルスキー「もう、あのコンピューターの世界には戻れないのですか?」

 


ロボット「残念ながら。もう終了させちゃったからね。これからは

私達の世界で暮らすことになる。本来は、こちらの世界が真実なんだよ。地球とか、ライトとかはバーチャルだったんだ。君が世界最速でゲームをクリアしたね。普通はなかなか気づかないからね。」

 


トニルスキーはあまりに呆然とした出来事に放心状態になっていた。

 


地球など全てが幻だと気づかなければよかった。トニルスキーは自分の頭の良さを初めて恨んだ。

 


トニルスキー「あのみんながコンピューターによる幻だったなんて?」

 


トニルスキーはあまりに驚愕の事実をいつまでも信じられないでいた。

 


終わり。